オンデマンド交通拡充 伊豆MaaS実験、停留所に宿泊施設

 東急とJR東日本などが伊豆半島で展開する2次交通統合型サービス「観光型MaaS(マース)」の実証実験が16日から、エリアを拡大して第3段階に入る。交通機関や観光施設などのデジタルチケットを扱うサイト「Izuko(イズコ)」のサービスを拡充し、下田市内のオンデマンド交通の停留所に宿泊施設を追加し、市内観光の利便性を高める。実験は2021年3月31日まで。

オンデマンド交通で新たに加わる停留所
オンデマンド交通で新たに加わる停留所

 下田市内で運行する乗り合いタクシー型オンデマンド交通は、中心市街地の12停留所に加え、周辺の5宿泊施設にも設置、宿泊客の中心市街地での回遊性を高める。
 利用範囲に駿河湾フェリーや伊豆西海岸、静岡空港から静岡市内までのバスなどが加わったことから、それらを組み込んだデジタルパス計16種類を販売する。伊豆地域でも、第2段階から一部パスの利用可能エリアを変更するなどして、利用状況に即した形にする。漁港見学や潮かつおの製作体験など、観光体験や飲食のチケットも104種類販売する。

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