斎藤さん(御前崎)100歳祝福 敬老の日、知事ら訪問
8月に100歳を迎えた御前崎市白羽の斎藤まつえさんを祝う会が敬老の日の21日、同市の御前崎ふれあい福祉センターなごみで開かれた。川勝平太知事や柳沢重夫市長らが親族とともに百寿を祝福した。
川勝知事は寿詞と記念品の駿河竹千筋細工、柳沢市長は花束などをそれぞれ手渡した。川勝知事に長寿の秘訣(ひけつ)を尋ねられた斎藤さんは「特にありませんが、自分の好きなように、気が向いたことをさせてもらってます」と笑顔で答えた。会場には手芸が得意な斎藤さんの手作り人形やかばんなども並べられ、知事らを感心させた。
斎藤さんは1920(大正9)年8月11日生まれ。茶、サツマイモなどの農業に励みながら4人の娘を育てた。孫は10人、ひ孫は5人いる。現在は孫の晃さん(54)ら家族4人で暮らす。1日3食を好き嫌いなく食べ、身の回りの洗濯や掃除も自らこなしているという。
100歳を祝う会は例年、知事が対象者の自宅を訪問していたが、今年は新型コロナウイルスの感染予防で公共施設を会場にした。