静岡県の鳥「サンコウチョウ」知って 地球環境史ミュージアム

 静岡市駿河区大谷のふじのくに地球環境史ミュージアムは5日、NPO法人静岡県自然史博物館ネットワークの協力による企画展「県の鳥 サンコウチョウ」を同施設で始めた。静岡県内で撮影した貴重な写真や剝製などを展示している。11月8日まで。

貴重なサンコウチョウの剥製や写真などが並ぶ企画展=静岡市駿河区大谷のふじのくに地球環境史ミュージアム
貴重なサンコウチョウの剥製や写真などが並ぶ企画展=静岡市駿河区大谷のふじのくに地球環境史ミュージアム

 サンコウチョウ(三光鳥)はスズメ目カササギヒタキ科の鳥。目の周りとくちばしが鮮やかなコバルトブルー色なのが特徴で、雄は約30センチの尾を持ち、全長は45センチほど。雌は尾が短く全長約18センチ。写真と動画は昨年、本紙の二神亨カメラマンが撮影に成功した。巣作りからひなの巣立ちまでを記録した貴重な写真は紙面にも掲載。雄と雌の実物標本とともに公開している。
 同鳥は1964年に県鳥に指定された。サッカーJ2・ジュビロ磐田のクラブキャラクターにも採用されている。毎年東南アジアで越冬後、春になると日本各地に飛来する。
 「四季折々のしずおかの生き物」をテーマにした第3回写真コンテストの入賞・入選作106点を展示する第3回ふじミュー写真展も11月8日まで開催中。

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