静岡・登呂遺跡に遊び場「ドロん子パーク」 29日オープン

 静岡市駿河区の登呂遺跡に29日、弥生時代の水田を復元した泥遊び場「ドロん子パーク」がオープンする。25日は同区の南八幡幼稚園の5歳児約50人が招待され、泥遊びを楽しんだ。

「ドロん子パーク」で泥を掛け合ってはしゃぐ園児ら=静岡市駿河区の登呂遺跡
「ドロん子パーク」で泥を掛け合ってはしゃぐ園児ら=静岡市駿河区の登呂遺跡

 同遺跡には約1900年前の約2ヘクタールに及ぶ広大な水田遺跡が残されている。現在は盛り土され、遺跡を直接見ることはできないが、子どもたちに遊びを通じて日本の歴史や遺跡に関心を持ってもらおうと登呂博物館が約70平方メートルを泥遊び場として整備した。当時使われていた木製農具や田下駄(げた)のレプリカも展示している。
 園児はぬかるみに足を取られながら、泥を掛け合ったり、カエルを追いかけ回したりしてはしゃいだ。男児(5)は「泥をかぶって楽しかった」と声を弾ませた。

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