島田新施設に「架け橋」 新駅と直結、夜の架設作業【動画あり】
島田市の新東名高速道島田金谷インターチェンジ(IC)付近にJA大井川や市、大井川鉄道などが連携して整備するにぎわい交流拠点「KADODE OOIGAWA」の建設現場で5日夜、国道473号をまたぐ立体横断歩道橋の設置作業が行われた。施設は11月の開業を予定している。
歩道橋は屋根付きで幅約2・5メートル、長さ約30メートル。大鉄新駅に直結する予定のレストラン棟とマルシェ棟とをつなぎ、雨にぬれることなく新駅と施設を行き来できる。歩道橋の階段部と通路部は市道「寺ノ前沖島線」に認定し、施設開業前の供用開始を予定している。
架設作業は国道473号を全面通行止めにし、午後9時にスタート。大勢の関係者や地域住民が見守る中、事前に組み立てられた重さ約30トンの通路本体を大型クレーンでつり上げた。今後、階段や屋根を整備する。
KADODE-は「緑茶と農産物の体験型フードパーク」をテーマに、レストランや観光案内所、農産物直売所などで構成する。
■観光案内所名称は「おおいなび」
島田市は6日までに、にぎわい交流拠点「KADODE OOIGAWA」内に市が整備する観光案内所の名称を「おおいなび」と決めた。
観光案内所は交流拠点のレストラン棟内に設置し、大井川鉄道新駅からアクセスする際の玄関口となる。大井川流域全体の観光情報案内所として、デジタルサイネージや仮想現実(VR)動画を活用した情報発信を行う。市観光協会が運営し、緑茶など地場産品や土産の販売ブースも設ける。