裾野市と静岡大学が協定 「未来都市」実現へ協力

 裾野市と静岡大は29日、地域活性化に向けた包括連携協定を締結した。デジタル技術を活用してまちづくりを進める市の次世代型近未来都市構想「SDCC構想」でも協力し、同大が専門的見地からの助言などに取り組む。

協定書を交わす高村市長(右)と石井学長=裾野市役所
協定書を交わす高村市長(右)と石井学長=裾野市役所

 市役所で開かれた締結式で、高村謙二市長と石井潔学長が協定書に調印した。高村市長は「デジタル技術で裾野市をクリエーティブなまちにするため、学術的な見識でバックアップしてほしい」と期待した。石井学長は「社会貢献に関わる本学の活動がさらに活発化する大きな契機になる。スマート自治体の構築を専門的分野からサポートしたい」と意欲を示した。
 協定では、SDCC構想実現に向けた取り組みで各種データを利活用する際の個人情報の扱い方について、同大に法学的な観点からの助言を求める。このほか、地域産業の活性化▽地域防災力の向上▽教育・人材育成▽環境保全―など市政全般で連携していく。

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