自笑亭が日替わり弁当 ランチ50食限定、地元向けで活路【浜松・遠州ぐるっとグルメ①】

 浜松駅の駅弁といえば、自笑亭の「うなぎ弁当」。加えて、「浜松三ケ日牛&遠州しらす弁当」をはじめとする浜松名物シリーズが好評だ。コロナ禍で駅の利用が激減する中、ホームの一部販売店は休業し、営業時間は短縮した。一方で、打開策も早期に図った。

日替わりランチ弁当(左側)や「浜松三ケ日牛&遠州しらす弁当」(中央奥)など三ケ日牛の人気駅弁シリーズ
日替わりランチ弁当(左側)や「浜松三ケ日牛&遠州しらす弁当」(中央奥)など三ケ日牛の人気駅弁シリーズ
浜松の名物を使った駅弁を調理する山本社長(右)ら。コロナ禍で日替わりランチ弁当の準備も新たに加わった=浜松市中区神田町の自笑亭
浜松の名物を使った駅弁を調理する山本社長(右)ら。コロナ禍で日替わりランチ弁当の準備も新たに加わった=浜松市中区神田町の自笑亭
JR東海道線 浜松駅
JR東海道線 浜松駅
日替わりランチ弁当(左側)や「浜松三ケ日牛&遠州しらす弁当」(中央奥)など三ケ日牛の人気駅弁シリーズ
浜松の名物を使った駅弁を調理する山本社長(右)ら。コロナ禍で日替わりランチ弁当の準備も新たに加わった=浜松市中区神田町の自笑亭
JR東海道線 浜松駅

 7月から50食限定で平日に販売する日替わりランチ弁当は税込み540円。白米は炊きたて。おかずは豚かつ煮、酢豚、ハンバーグと約10種類に及ぶ。売り場は駅から車で数分の本社(中区神田町)にある神田売店。まかないから生まれた手作り弁当は話題となり、全メニューを制覇した市民も。名物駅弁を買いに訪れる客も多い。
 創業1854年、従業員はパートを含めて64人。山本りさ社長(48)はコロナ禍を駅弁の魅力や長年の感謝を伝える好機と捉え、「社内は、やるしかないとの意識が高まった」と話す。駅利用回復も願い、うなぎのたれを生かした新駅弁「三ケ日牛ごぼうしぐれ巻」(税込み900円)を近く発売する。
 ▽店舗情報 浜松市中区神田町518、神田売店<電053(442)2121>での駅弁販売は年中無休。

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