浜松市中央区に高齢者向け賃貸 地元建設会社など “住宅難民”受け皿に

 浜松市中央区の須山建設はこのほど、グループ傘下の不動産業アライブ、介護・生活支援のバイ・スティックケアサービスと共同で、60歳以上の高齢者向け賃貸マンション「リライフ富塚」を同区富塚町に新設した。賃貸住宅の入居を断られる“住宅難民”の高齢者が増えているため、受け皿として整備した。

今月完成した「リライフ富塚」=浜松市中央区富塚町
今月完成した「リライフ富塚」=浜松市中央区富塚町

 同社担当者によると、自宅が老朽化しているが修繕の余裕がなく、賃貸住宅への転居を希望しても孤独死などへの懸念から入居を断られる―といった高齢者の相談が増えているという。
 26部屋あり、手すりや靴の着脱時に座れる収納式の椅子など、高齢者の生活に配慮した設備を多数配した。消費電力から異変を察知する見守りサービス、配食事業者の取り次ぎといったサポートが付く。
 (浜松総局・宮坂武司)

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