興味関心 英語で意思疎通 台湾の高校生と静岡市立高生徒

 台湾の高校「国立新竹科学園区実験高級中等学校」の生徒21人が29日、静岡市葵区の市立高を訪ね、同校科学探究科の授業などの見学を通じて同科の1、2年生約80人と交流した。共通言語である英語を使って互いの思いが伝わると、生徒たちは笑顔を見せた。

研究成果発表で互いの興味関心を伝え合う生徒=静岡市葵区の静岡市立高(写真の一部を加工しています)
研究成果発表で互いの興味関心を伝え合う生徒=静岡市葵区の静岡市立高(写真の一部を加工しています)

 両校生徒で行った研究成果発表会では、同科2年生36人と台湾の高校生21人が化学、物理、生物分野から興味関心を持ったテーマについて身ぶり手ぶりを交えながら英語で説明した。1年間かけて藻の一種である「イシクラゲ」の培養に取り組んだ同科2年の池田美海さん(17)は「話したいことが英語で伝わるとうれしい。科学探究科で取り組んだテーマを台湾の生徒も研究していたと知って、刺激になった」と話した。
 授業後には茶道部や剣道部などの部活動見学も行われた。台湾と県内の高校の交流は県の地域外交施策の一環として行われている。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞