障害者雇用率2.37% 23年 民間企業

 静岡労働局がこのほど発表した2023年の県内障害者雇用状況(6月1日時点)によると、民間企業の障害者雇用率は前年比0・05ポイント上昇の2・37%だった。11年連続の上昇で、障害者雇用促進法の定める法定雇用率(2・3%)を前年に続き上回った。
 障害者雇用が義務づけられている従業員数43・5人以上の県内企業3100社のうち、法定雇用率を達成した企業の割合は2・1ポイント上昇の55・4%となった。雇用障害者数は1万4145・5人(短時間労働者は0・5人換算)と前年比270・5人増。産業別は製造業が全体の4割を占める5653・5人、次いで医療・福祉2546人、卸売・小売業1823・5人。
 業種別雇用率は農林漁業5・24%、生活関連サービス・娯楽業3・27%、医療・福祉3・16%など。障害種別雇用状況は身体障害が7518・5人(前年比1・6%減)、知的が4223人(0・02%減)、精神が2404人(19・6%増)だった。

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