消防士の体幹鍛錬 元プロボクサー指導 浜松市消防局

 浜松市消防局はこのほど、中区の同局で「体力維持向上研修」を実施した。講師に元プロボクサーで、出張トレーニングなどを手がける同区のActivle(アクティブル)の大庭宏之社長(44)を招き、50歳以上を中心とした約40人の職員が、体幹を鍛えるメニューを習得した。

体幹を鍛える職員=浜松市中区の市消防局
体幹を鍛える職員=浜松市中区の市消防局

 講座は器具を使わず、マットの上で行う約10種類のトレーニングを行った。股関節や大腿(だいたい)裏、腹筋などを鍛えるための独特のメニューで、普段は使わない筋肉を刺激した職員は、顔をしかめながら汗を流した。
 地方公務員法の改正に伴い、定年が段階的に引き上げられることを受け、同局は年長者の体力維持を目指して昨年から同社に指導を依頼している。警防課の西川文揚グループ長(50)は「現在はデスクワーク中心で、体を動かしていないことを痛感した。現場に戻ったときのためにも継続的に体幹を鍛えておかないと」と話した。

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