ビガンタス教授(静大)に高柳記念賞 浜松で贈呈式 電子科学分野に貢献

 浜松市出身で、「テレビの父」と称される故高柳健次郎氏の功績をたたえ、電子科学分野で顕著な業績を挙げた研究者を表彰する浜松電子工学奨励会はこのほど、本年度の高柳賞の贈呈式を同市中区で行った。静岡大電子工学研究所のミゼイキス・ビガンタス教授(58)を高柳記念賞に選び、賞金200万円を贈った。

高柳記念賞の表彰を受ける静岡大のビガンタス教授(右)=浜松市中区
高柳記念賞の表彰を受ける静岡大のビガンタス教授(右)=浜松市中区

 リトアニア人のビガンタス教授は、フォトニクス分野と物質科学へのフェムト秒レーザーリソグラフィーの応用に関する研究を行い、電子科学分野への貢献が評価された。
 ビガンタス教授は「新技術の創出に貢献でき、名誉ある高柳記念賞をいただけたことをうれしく思う。今後の研究と教育に努力していくことへの励みになる」と述べた。
 高柳研究奨励賞は浜松ホトニクス中央研究所の上野山聡氏(34)、静岡大電子工学研究所の越水正典教授(47)、SRM研究所のマニ・ナバニーサン教授(39)が選ばれた。

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