台湾の姉妹校生 訪問で交流深化 静岡・科学技術高生が歓迎

 静岡市葵区の科学技術高に11日、姉妹校提携する台湾の国立羅東高級工業職業学校の生徒が訪問した。歓迎会や授業などを通じて、両校生徒が交流を深めた。

金属折り鶴の制作に挑戦する両校の生徒=静岡市葵区の科学技術高(写真の一部を加工しています)
金属折り鶴の制作に挑戦する両校の生徒=静岡市葵区の科学技術高(写真の一部を加工しています)

 機械工学科1年の生徒と職業学校の生徒はグループに分かれて金属折り鶴を一緒に制作した。好きなアニメの話題などで盛り上がりながら、日本語や英語で書かれたマニュアルを元に薄いアルミ板を使い鶴の制作作業を進めた。同職業学校で車製造などを学ぶカ・ネンユンさん(18)は「日本の高校生活や授業を見てみたかった。みんなすごくフレンドリーで楽しかった」と笑顔を浮かべた。
 ネンユンさんと一緒に制作した深沢美尋さん(15)は「文化の違いを感じられていい経験になった。会話に不安もあったけど、表情や身ぶりで心を通わせられて良かった」と語った。
 同職業学校の生徒はそれぞれの希望で機械工学科や電気工学科、情報システム科に分かれて授業を体験した。部活動にも参加した。

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