特殊詐欺、地道な訪問で対策 清水署チーム

 清水署では昨年12月、特殊詐欺の防止と検挙に関わる署長直轄のプロジェクトチーム(PT)を設置。詐欺電話は固定電話に入ることが多いため、交番の警察官らが巡回した際に電話機対策の状況を確認し、希望者にはPTの署員が改めて訪問している。

電話機対策について説明する署員=4日、静岡市清水区
電話機対策について説明する署員=4日、静岡市清水区

 今月4日午後、署員2人が70代の夫婦宅を訪問。電話機対策の効果や機能を説明し、ナンバーディスプレーなどの設定をサポートした。住民の男性は「こうした機能に疎い高齢者は多いと思う」と感謝した。
 詐欺被害防止に向けた地道な活動を続ける同署の鈴木正勝署長は「関係機関と協力して対策を進めていくので、市民の皆さんも被害に遭わないよう意識を強く持って」と呼びかける。

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