中学生が傾聴のこつ学ぶ 沼津第五中でピア・サポート研修会
沼津市の第五中でこのほど、仲間同士で助け合い円滑な人間関係を築く手法「ピア・サポート」の研修会が開かれた。1、2年生約270人が、人間関係を築く基本となる傾聴のこつなどを学んだ。
![ワークショップに取り組む生徒=沼津市立第五中](/news/images/n137/1365284/IP231120TAN900063000_O.jpg)
公認心理師でピア・サポートコーディネーターの山口権治さん(67)が講師を務め、「話を聞くときは、笑顔や相づちで聞いてることが伝わるように」と助言した。4~5人のグループに分かれ、一人ずつ丸や星などのマークを描いて完成した絵のタイトルを考えるワークショップを行い、「同じ絵が完成したグループはなく、違いは個性。自分と違うという理由で人をからかったり、いじめたりしないで」と呼びかけた。
1年の高橋こころさん(13)は「話したことがない先輩も笑顔で話してくれてうれしい。日ごろから笑顔で話したい」と話した。
(東部総局・日比野都麦)