天竜区の巡回眼科診療支援 事業費１００万円計上 浜松市１１月補正予算案
浜松市は天竜区西藤平の「あたご診療所」で９月に始まった巡回眼科診療を支援するため、１１月補正予算案に事業費１００万円を計上した。
中区の「小出眼科」が機材を搭載した自作の巡回診療車を使い、毎月１回、同診療所で住民に医療を提供している。移動にガソリン代やスタッフの人件費がかかるため、市が中山間地域での域外医療機関の巡回診療に対する支援制度を新設し、１回５万７千円の補助金を出す方針。今後、他の医療機関が同様の事業を実施する際も適用する。
天竜区は眼科の医療機関が少なく、糖尿病に伴う視力低下や緑内障などに悩みながらも通院できない高齢者が多い。巡回診療は既に予約が数カ月先まで埋まるほど需要があるという。
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