省エネ設備補助 静岡県が受け付け再開 中小企業の脱炭素後押し

 静岡県は中小企業の脱炭素化経費を助成する「県中小企業等省エネ設備導入促進事業」の受け付けを16日から再開した。2023年度当初予算に計上した5億円の事業費は早々に底をつき、6月末に受け付けを終えていた。企業の関心の高さを受けて県は9月補正予算に8億円を追加し、応募できなかった企業の脱炭素化を後押しする。
 補助対象者は、県内外にある事業所全体の年間エネルギー使用量が原油換算で1500キロリットルに満たない法人、個人事業主。省エネ効果5%以上の空調、給湯、照明などの設備導入経費の3分の1以内(上限200万円、下限20万円)を助成する。
 2種類以上の省エネ設備導入や二酸化炭素(CO2)削減量が10トン超といった追加要件を満たすと申請できる「特別枠」は、経費の3分の2以内(上限600万円、下限20万円)を補助する。発注先や施工業者は県内業者とし、24年1月末までに工事、支払いが完了することが条件。
 募集期限は23年12月8日。予算に達した時点で採択を締め切る。詳細は県環境資源協会のホームページに掲載している。
 問い合わせは同協会<電054(270)6165>へ。

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