日本管打楽器コンクール総理大臣賞 山崎さん(浜松出身)市長に報告

 浜松市西区出身で東京在住の音楽家山崎由貴さん(28)が、国内で最も権威あるソリストの競技会「日本管打楽器コンクール」で最高の内閣総理大臣賞・特別大賞とユーフォニアム部門文部科学大臣賞・東京都知事賞を受賞した。11日に同市役所で中野祐介市長に受賞報告した。

中野浜松市長に受賞を報告する山崎さん(左)=同市役所
中野浜松市長に受賞を報告する山崎さん(左)=同市役所

 山崎さんは約150人が参加したユーフォニアム部門に臨み、1次、2次審査を通過。5人が進んだ8月の東京音楽大での本選で、第1位となる文科大臣賞・都知事賞に輝いた。さらにフルート、ホルン、トロンボーンを含めた4部門の優勝者による特別大賞演奏会に出場し、最高評価の総理大臣賞を得た。このコンクールでユーフォニアム奏者が総理大臣賞に選ばれるのは31年ぶり2回目という。
 大平台小5年生の時、ヤマハ寄贈の新品の管楽器に触れて音色に魅了されたという山崎さんは、名古屋音楽大を首席で卒業、東京芸術大の別科を修了し、海外のコンクールでも好成績を収めてきた。「子どものころから意識してきた賞で、夢のよう。一流奏者の演奏を身近に聴ける浜松で育ったことに感謝している」と受賞を喜んだ。

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