難病の子支援へ 手作りミサンガ販売 静岡 番町市民活動センター

 静岡県立こども病院(静岡市葵区)に入院する難病の子どもを励まそうと、ミサンガ作りを続けるNPO法人日本ゆたかなまちづくり研究会が15日、同区の番町市民活動センターでミサンガをチャリティー販売する。9日には、メンバーの高校生や大学生らが作品の包装やチラシづくりに取り組んだ。

難病の子どもに贈るミサンガを手作りするメンバー=静岡市葵区の番町市民活動センター
難病の子どもに贈るミサンガを手作りするメンバー=静岡市葵区の番町市民活動センター

 熊本県に本部を置く同NPOは今年、新田時也理事長(東海大准教授)が県内でボランティアを募り、学生を中心に約15人で活動を始めた。春から定期的に集まり、ミサンガやビーズアクセサリーを100個以上制作してきた。販売で得た収益は病院に寄付するほか、クリスマスには手作りのミサンガと手紙を子どもたちにプレゼントする。
 この日は手紙もしたため、アニメキャラクターの絵に「早く退院できますように」などとメッセージを添えた。友人2人と参加した静岡北高1年の河内湖子さん(16)は「ミサンガを作ることで少しでも子どもたちに元気を与えられたら」と話した。

マルシェやステージで活動紹介 15日学園祭
 静岡市番町市民活動センターは15日、利用団体が活動を紹介する「番町学園祭」を同市葵区一番町の同センターで開く。参加するのは文化や防災などさまざまな分野で活動する約35団体。マルシェには地産地消を目指す団体などが集まり、ステージでは太鼓演奏や大道芸を披露する。
 かつて小学校だったセンターの建物を活用し、学園祭のような雰囲気にすることで、来場者に市民活動を身近に感じてもらう狙い。飲食スペースや親子で楽しめる体験ブースも設ける。
 午前10時~午後3時。エコバッグの持参を呼びかけている。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞