海難救助に貢献 2人に感謝状 下田海保
下田海上保安部はこのほど、人命救助に貢献したとして、救助者2人に感謝状を贈呈した。下田市の同保安部で贈呈式が開かれた。
![感謝状を受けた安藤さん(中央)と西塚さん(右)=下田市の下田海上保安部](/news/images/n132/1313006/IP230905TAN000014000_O.jpg)
表彰を受けたのは伊豆地区水難救済会稲取救難所の安藤雅基さん(39)と、伊豆漁協稲取支所の西塚宣洋さん(43)。対象となった事故は6月25日に東伊豆町の稲取沖で発生。海保によると、プレジャーボートが沖合約800メートルで浸水、沈没した。3人が乗船していたが、沈没寸前に脱出し、安藤さんが船長の漁船「安貞丸」に救助された。漁港付近で異変を察知した西塚さんが漁船の動向を知っていて、安藤さんに連絡。漁船は業務を中断して漂流者を探したという。
表彰状を手渡した西山博下田海上保安部長は「断片的な情報しかない状況で3人を迅速に救助した功績は顕著だ」とたたえた。