地域課題解決に意欲 都内IT企業、静岡市にオフィス

 静岡市にサテライトオフィスを開設した東京都のIT会社「リンクアット・ジャパン」の森山康弘取締役がこのほど、市役所静岡庁舎に難波喬司市長を訪ね、地方創生に向けた取り組みを報告した。

静岡市での地域貢献へ意気込みを語る森山取締役(左)=市役所静岡庁舎
静岡市での地域貢献へ意気込みを語る森山取締役(左)=市役所静岡庁舎

 同社は放任竹林問題をテーマにした市主催の首都圏企業向けのフィールドワークツアー(5月)への参加を機に市に興味を持ち、県イノベーション拠点「SHIP」での市内のIT企業と情報交換を経て7月に同市葵区に静岡オフィスを構えた。開設に先立ち、6月には市の放任竹林対策事業に企業版ふるさと納税を活用して100万円を寄付した。
 森山取締役は「静岡には山、川、海やおいしいものがたくさんある一方で、課題もあると感じる。(解決に)少しでも協力したい」と意気込みを語った。難波市長は寄付や地域貢献への取り組みに謝意を示し、デジタルトランスフォーメーション(DX)など多分野での連携を求めた。

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