認定VC新たに11社追加 浜松市事業5年目 新興企業成長に協力

 浜松市は18日、市のスタートアップ(新興企業)向けファンドサポート事業に協力する市認定ベンチャーキャピタル(VC)を本年度新たに11社認定したと発表した。2019年度に事業を始めて5年目を迎え、認定数は更新、継続含めて54社になった。
 市内スタートアップに認定VCが投資する際、市も協調して最大4千万円を交付する事業。認定期間は2年間で、更新可能。VCにとっては投資効果を倍増でき、スタートアップは資金調達額が膨らんで事業拡大を加速できる。
 認定VCになるには投資実績や浜松への地域貢献案を提示し、市の審査を受ける必要があるが、VCの間では市の協調交付額の規模や手厚い支援体制に評価が高く、例年多くの認定申請がある。全国に類似の制度を持つ自治体がある中で、浜松の認定数は断トツの多さとなっている。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞