ウナギ資源回復へ 放流事業資金募る 8月から連絡会CF

 浜名湖周辺のウナギ生産者や仲買人、料理店などでつくる「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」はこのほど、親ウナギを市場で購入して放流し、資源回復を目指す事業の資金を募るため、8月1日からクラウドファンディング(CF)を実施すると発表した。

クラウドファンディングの実施を発表する加茂会長=浜松市役所
クラウドファンディングの実施を発表する加茂会長=浜松市役所

 CFサイト「READYFOR(レディーフォー)」を活用する。1万円、3万円、5万円、10万円の四つの支援コースがあり、市内のウナギ料理専門店などで使用できる食事券(支援コースの半額分)や、白焼きとかば焼きのセットなどを返礼品として贈る。期間は9月29日までで、目標額は30万円。一部を事業費に充てる。放流は11月以降を予定している。
 同連絡会は2013年度から同事業を開始し、22年度までの累計放流数は6911匹に上る。CFの活用は今回で7回目。22年度は71万円の資金が集まり、458匹を放流した。
 市役所で記者会見した加茂仙一郎会長は「栄養価の高いウナギを多くの人に食べてもらうため、資源を回復させ、少しでもウナギの価格を下げることができれば」と話した。

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