児童ら率先 海洋ごみ拾いラリーに汗 湖西 浜名湖体験活動始まる

 浜名湖周辺で体験活動を展開する「海と日本プロジェクトin浜名湖」の「見て知って感じてはまなこshow(ショー)!」がこのほど湖西市新居町で開幕した。12月まで湖西、浜松両市で漁やマリンレジャーなどの体験イベントを繰り広げる。17日は海洋ごみ拾いラリーの初回として、親子連れらが遠州灘海岸でごみ拾いを行った。

海岸でごみを拾う子どもたち=湖西市新居町の遠州灘海岸
海岸でごみを拾う子どもたち=湖西市新居町の遠州灘海岸

 小学生以上の約40人が参加し、地元で自然学習を行うNPO法人DIGtag(ディグタグ)の佐々木善之代表理事の案内でごみを拾った。佐々木代表理事は、アカウミガメの産卵地である遠州灘海岸の魅力や、自然界で分解されないマイクロプラスチックの問題を紹介。子どもたちがトングを手に海岸を歩くと、食品パックや発泡スチロールなどのごみを見つけた。浜松市立気賀小4年南沢璃帆さん(10)は「お菓子の袋や靴底などのごみを見つけた。海を汚す大人になりたくない」と話した。ごみ拾いラリーは計6回、浜名湖を一周するように各地で開く。イベントは地引き網や釣り体験などを展開し、8月27日にボートレース浜名湖(湖西市新居町)でマリンレジャーなどを体験する「はまなこレイクフェスティバル」を開く。
 (湖西支局・杉崎素子)

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