希少 “白いワニ”お目見え 東伊豆の熱川バナナワニ園

 東伊豆町の熱川バナナワニ園に15日、“白いワニ”がお目見えする。開園60年以上の間、累計1000匹ほどのワニを飼育してきた同園でも2代目という白ワニ。イリエワニの突然変異種で、相当希少とみられる。

白いイリエワニ(手前)。奥のワニと比べると白さが際立つ=東伊豆町の熱川バナナワニ園
白いイリエワニ(手前)。奥のワニと比べると白さが際立つ=東伊豆町の熱川バナナワニ園

 公開するのは雌2匹で、いずれも全長約170センチ、体重約15キロの推定17歳。タイの養殖場で生まれ、輸入した国内の愛好家から6月に寄贈を受けたという。現在同園ではワニ100匹を飼育しているが、唯一の白ワニ。過去には2016年まで白ワニを飼育していたという。
 動物管理責任者の横山宏明さん(69)は「白ワニは自然界で確認できる存在だったが、近年は条約で保護され大変希少になっている」と説明した。
 同園では22日から8月27日まで、ワニの歯や卵に触れる企画など夏のイベントを開催する予定。

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