湖西のバナナで新商品開発へ 浜松大平台高生 農園見学

 浜松市西区の浜松大平台高国際情報ビジネス系列の3年生16人が12日、篠原建設(同区)がバナナの無農薬栽培を行う湖西市利木の農園と古民家カフェを見学した。総合実践の授業の一環で、地元企業と連携して同社が栽培するバナナを使った商品開発に取り組み、10月の販売を目指す。

榊原社長(左端)の説明を聞きながらジェラートを試食する生徒=湖西市利木の古民家カフェ「r cafe」
榊原社長(左端)の説明を聞きながらジェラートを試食する生徒=湖西市利木の古民家カフェ「r cafe」

 生徒は同社の榊原夏雄社長の案内で農園を見学し、今年4月に開店した古民家カフェ「r cafe(アール・カフェ)」を訪問した。カフェでは県内産の果物などを使ったジェラートを試食し、バナナを使って地域活性化につなげる商品のアイデアを班ごとに話し合った。
 同社との連携による授業は2年目で、昨年度の3年生はバナナを使ったシュークリームとタルトを考案した。小野田莉帆さん(17)は「ジェラートは果物の味がはっきりしていておいしかった。昨年の先輩たちとは違う斬新なものを作りたい」と意気込んだ。
 生徒は今後、地域経済の課題などを学ぶ授業を受けながら商品のアイデアを考え、9月に菓子メーカーのシェフに提案する。商品化に選ばれた製品は10月28、29の両日に遠鉄百貨店で販売する予定。
 (湖西支局・杉崎素子)

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