スマホやゲーム 家族間のルール重要 久里浜医療センター名誉院長 島田で講演
島田市教育委員会主催の家庭教育講演会がこのほど、同市のプラザおおるりで開かれた。久里浜医療センター(神奈川県)の樋口進名誉院長が「親子関係が良好になるためのゲーム・スマホとの付き合い方」をテーマに講演した。
![ゲームやスマホ依存の対処法などを伝えた樋口名誉院長=島田市のプラザおおるり](/news/images/n128/1272171/IP230702TAN000085000_O.jpg)
市内の親子ら146人が参加した。樋口名誉院長はインターネットやゲームの依存に伴い、学業成績の低下や家庭内暴力、睡眠障害などあらゆる面で問題が出やすいと指摘。使用する時間や場所、金額など家族間でルールを定めることが大切と説いた。守れなかった場合のルールも定め、必ず書面に残して目に付くところに置くことを勧めた。
親の望ましい対応として子どもが熱中する訳を理解する努力や、子どもに対する要求が現実的かを考える必要があるとし、改善が見られた場合は「小さなことでも取り上げてほめてあげてほしい」と呼びかけた。