米の学生 災害対応理解 浜松・聖隷クリストファー大で研修

 浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー大で26日、同大が海外研修として受け入れている米カリフォルニア州のサミュエルメリット大の学生を対象にした「災害に関するシミュレーション訓練」が開かれた。学生10人が災害発生時の対応について理解を深めた。

AEDの使い方を学ぶサミュエルメリット大の学生=浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー大
AEDの使い方を学ぶサミュエルメリット大の学生=浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー大

 学生はAED(自動体外式除細動器)の使い方を学び、患者の治療の優先度を決めるトリアージなどの訓練の際に行う傷病者メークを体験。地震や津波、竜巻などを再現したVR(仮想現実)の動画も視聴した。参加したチェルシー・モンサダさん(26)は「日本が災害に対してどのように備えているか知ることができた」と述べた。
 聖隷クリストファー大の海外研修は4年ぶりに再開され、サミュエルメリット大の学生は同日で終了した。学生は期間中、訪問看護の同行研修にも取り組み、高齢者の健康チェックや家族への説明など、在宅医療の様子を見学した。

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