経常利益15.5%減 JAとぴあ浜松 3月期決算 事業管理費が増加

 JAとぴあ浜松(浜松市東区)が21日発表した2023年3月期決算は、経常利益が前年比15・5%減の28億5600万円で3年ぶり、純利益に当たる当期剰余金が15・2%減の20億3100万円で4年ぶりの減益となった。新たに2店舗を開店させるなど、事業管理費が増加した。
 事業収益から事業費用を引いた事業総利益は1・3%減の145億4300万円。共済事業が7・2%減の3億6千万円と落ち込んだ。一方、高値で取引されたタマネギや果樹のほか、コロナ禍で低迷した花き類が輸入の減少もあって回復し、販売事業取扱高は3・8%増の224億1500万円。購買事業取扱高も2・2%増の61億500万円だった。
 3月末時点の預金残高は137億4千万円増の1兆2419億円、貸出残高は37億9千万円増の2186億円、共済保有高は3兆4006億円、自己資本比率は18・44%で0・33ポイント上昇した。
 24年3月期は事業総利益142億200万円、経常利益25億4100万円、当期剰余金17億6700万円の見通し。
 同日の通常総代会で渥美保広会長(67)と竹内章雄代表理事理事長(63)の就任が正式決定した。

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