地域の課題解決策探る 御殿場高生 市と共同、調査へ

 御殿場市の御殿場高でこのほど、生徒が主体的に地域課題を学び、解決策を考える高校生地域人材育成事業が始まった。本年度は同校創造ビジネス科メディア観光コースの2年生27人が市の支援を受けながら調査・研究を進め、2月に企画案の発表を目指す。

商工振興課の担当者から取り組みについて説明を受ける生徒たち=御殿場市の御殿場高
商工振興課の担当者から取り組みについて説明を受ける生徒たち=御殿場市の御殿場高

 市の商工振興、環境、スポーツ交流、農林整備の4課がそれぞれの取り組みを生徒に紹介し、解決すべき課題を知ってもらう。生徒はチームを作って各課の担当者の協力を得ながら課題の背景や要因などを深掘りし、高校生ならではの視点と柔軟な発想を生かして解決策を提案する。
 同日は商工振興課の担当者が講座を行い、市の玄関口であるJR御殿場駅前の活性化や10月8日の御殿場の日に合わせた催し、デジタル地域通貨「富士山Gコイン」の利用促進などの活動を説明した。細川羽美さん(16)は「富士山Gコインの還元率の高さや多彩な使い道を初めて知った。市民にもっと普及する策を考えれば、市の活性化に貢献できるかも」と話した。

 

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