看護体験文で最優秀 富士市立専門学校 教員の糠塚さん

 富士市立看護専門学校の教員糠塚真由子さん(41)がこのほど、看護に関する体験文審査「忘れられない看護エピソード」(日本看護協会など主催)で最優秀賞を受賞した。

受賞を報告する糠塚さん(左)=富士市役所
受賞を報告する糠塚さん(左)=富士市役所

 糠塚さんは富士市立中央病院の看護師時代に娘との外出中、付近で倒れた女性を救護した体験をつづった。業務での経験を生かしAEDの確保、心臓マッサージなど救急隊が到着するまでの措置を施した。帰路の車内で、普段は「ママが夜、家にいなくて寂しい。私はナースなんかにはならない」などと話していた娘が「私もママみたいになりたい」と告げたことの喜びを表現した。小長井義正市長を表敬訪問した糠塚さんは「この経験を学生に伝えたい。大変な仕事ではあるが、働き続けられる看護師が増えるといい」と話した。
 日本看護協会は、同エピソードを元に短編アニメを制作した。同協会の公式サイトなどで公開している。

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