フラワーロス活動 浜松市に収益寄付 俳優の當間ローズさん
湖西市育ちの俳優當間ローズさん(30)が6日、浜松市西区のイベント会場で実施した「フラワーロス」の販売収益3万3000円を浜松市に寄付した。同区役所で仲井英之区長に届けた。市の「子どもの未来応援基金」を通じて教育や福祉に活用される。
![仲井区長(右)に寄付金を届ける當間さん=浜松市西区の西区役所](/news/images/n126/1253847/IP230606TAN000080000_0001_CDSP.jpg)
同区の生産者から規格外で廃棄されるガーベラ300本を譲り受け、自ら鮮度を保つ処理を施して、4月の音楽イベント「ウナフェス」で販売した。
當間さんはイタリア、ブラジル、日本の血を引くミックスルーツ。わずかな傷や大きさの違いで大量の花が捨てられる実情を知り、幼少期にいじめを受けた自分の経験と重ねて「他人と違っても輝ける」と思いを込めた「薔薇(ばら)色の人生プロジェクト」を展開している。定期的に生産者から花を取り寄せ、共演者や学校などに配っている。
活動を紹介した當間さんは「ありのままの自分でも誰かを笑顔にできる、と伝えたい」と話した。