バルーンで150周年祝う 浜松・横山小運動会

 浜松市天竜区横山町の横山小で27日、開校150年を記念した運動会が開かれた。全校児童と保護者、地域住民が参加し、晴天の下でともに汗を流した。競技終了後には全員でバルーンを飛ばし、同校の歴史の節目を祝った。

開校150周年を記念してバルーンを空に放つ参加者=浜松市天竜区横山町の横山小
開校150周年を記念してバルーンを空に放つ参加者=浜松市天竜区横山町の横山小

 明治の学制公布により、1873年に発足。開校時は近隣の寺院を仮校舎として運営された。1960年に現在の校舎が建てられ、本年度は児童12人が通う。
 開会式で高橋翔太さん(6年)と植田燈さん(同)が「仲間や地域の皆さんと思い出に残る運動会にしたい」と宣誓。児童による一輪車での演技、全員リレーの力走に、観客席から声援が上がった。保護者と住民も参加する競技では、声をかけ合って児童と触れ合った。
 閉会後、約100人の参加者が校舎を背景にバルーンを空に放ち、山間に消えていくまで見送った。
 卒業生の藤本正広さん(69)は「私のころは全校児童が600人いてにぎやかだった。でも今の少ない数で、子どもたちが生き生きしているのを見てこちらが元気をもらった」と話した。

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