甘くて栄養豊富 母の日にパプリカを SAC磐田がICT栽培、子育て支援施設に寄贈

 磐田市でICT(情報通信技術)を活用したパプリカの大規模施設栽培を行うスマートアグリカルチャー(SAC)磐田は9、10の両日、市内の子育て支援センター11カ所に自社ブランドのパプリカ計1140個を贈った。母の日のプレゼントとして栄養豊富なパプリカを妊娠中、子育て中の女性に食べてもらおうと初めて企画した。

利用者にパプリカを手渡すSAC磐田の藤本代表取締役(左)=磐田市国府台の子育て支援センターにっこにこ
利用者にパプリカを手渡すSAC磐田の藤本代表取締役(左)=磐田市国府台の子育て支援センターにっこにこ

 SAC磐田は温度や湿度、二酸化炭素濃度などを自動制御する大型ハウスでパプリカを生産している。贈ったのはビタミンCなどの栄養を多く含み、イチゴ並みに糖度が高い独自ブランド「プリンセスパプリカ極甘」。栄養豊富な農産物を贈り物にする新しい文化を、全国有数の産地になった地元・磐田から発信しようと寄贈を決めた。
 10日には、藤本剛久代表取締役(43)らが同市国府台の子育て支援センターにっこにこを訪ね、パプリカを利用者らに手渡した。藤本代表取締役は「今後、母の日の恒例イベントとしてお母さん方に届け、国産パプリカの消費拡大にもつなげたい」と語った。各センターは来館者にパプリカを配布する。

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