焼津市歴史民俗資料館 来館60万人 植島さん一家に記念品

 焼津市歴史民俗資料館(同市三ケ名)が来館者60万人を達成し、7日に記念式典が行われた。60万人目となった同市の植島直樹さん(42)一家と中野弘道市長がくす玉を割って、節目を祝した。

中野市長(右)から記念品を受け取る植島さん一家=焼津市三ケ名の市歴史民俗資料館
中野市長(右)から記念品を受け取る植島さん一家=焼津市三ケ名の市歴史民俗資料館

 60万人目は植島直樹さん、文香さん(33)と一空斗ちゃん(4)。近くの公園に頻繁に訪れ、雨天の時は資料館に立ち寄るという。文香さんは「大型連休の最終日に良い思い出になった」と喜んだ。
 式典では中野市長が植島さん一家にかつお節やクッキーといった地元の特産品を詰め合わせた記念品を贈った。中野市長は資料館が果たしてきた役割について触れながら「地域資源を生かして守っていく」と語った。
 同資料館は1985年6月に開館した。焼津神社周辺の遺跡や北条早雲の出世城と言われる石脇城、武田氏と今川氏の激戦が繰り広げられた花沢城など焼津の歴史について紹介。第五福竜丸に関する特設コーナーも設け、船体模型や当時の写真、行政文書を展示している。

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