「む組屋台」改修 新装祝う 磐田・福田七番組自治会 町内引き回し

 磐田市福田の福田七番組公民館で4日、老朽化に伴い改修した祭り屋台のお披露目会が行われた。地域住民約200人が“町のシンボル”の完成を祝福した。

老朽化に伴い改修した祭り屋台のお披露目運行=磐田市福田
老朽化に伴い改修した祭り屋台のお披露目運行=磐田市福田

 新装した「む組屋台」は高さ約4・4メートル、長さ約3メートル、幅約1・6メートル。2005年に建造した漆塗り屋台で、正面には華やかな彫刻が施されている。老朽化に伴い、福田七番組自治会が改修を進め、今年3月に完成した。1本柱を新調して強度を高めたほか、剝げた漆を塗り直すなどして仕上げたという。
 この日は、お囃子(はやし)の演奏などで完成を祝い、町内で屋台を引き回した。会場では、こいのぼりを掲げたり、焼きそばなどの飲食店が出店したりしてお祭りムードを演出した。同自治会中老会の加藤良典会長(49)は「地域の子どもたちにも喜んでもらえたら」と話した。

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