身近な自然描いた力作並ぶ 静岡で華陽会 水彩画展

 静岡市内の絵画愛好家でつくる「華陽会(かようかい)」の作品展が27日、葵区の「しずぎんギャラリー四季」で始まった。5月3日まで。講師を務める石本敬子さんのほか、60~80代の会員19人が描いた水彩の風景画計20点を用意した。

身近な風景を描いた水彩画などが目を引く作品展=静岡市葵区
身近な風景を描いた水彩画などが目を引く作品展=静岡市葵区

 石本さんの作品「冬のポプラ」は旅先の北海道で出合った雪景色のポプラの木を描き、「厳しい自然の中で生き抜く力を表現した」という。花が咲いた畑のブロッコリーや冬の麻機遊水地、各地で見かけたヒマワリのスケッチを1枚にまとめて構成した作品など身近な自然環境を描いた力作が目を引く。石本さんは「会員は技術向上だけでなく絵から生きる力を学んでいる。絵に込めた思いが伝われば」と語った。

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