心肺蘇生の手順学ぶ 聴覚障害者 緊急時に備え 浜松市中区で勉強会

 浜松市内の聴覚障害者でつくる「市聴覚障害部」(片桐亮代表)はこのほど、総会開催に合わせて応急手当てを学ぶ勉強会を同市中区の市福祉交流センターで開いた。会員22人が参加し、身近で人が倒れるなど緊急時に備え、心肺蘇生の手順などに理解を深めた。

訓練用の人形を使い、心肺蘇生の手順を学んだ勉強会=浜松市中区の市福祉交流センター
訓練用の人形を使い、心肺蘇生の手順を学んだ勉強会=浜松市中区の市福祉交流センター

 応急手当普及員が講師を務め、救急車が到着するまでの対応方法を指導した。参加者は手話通訳や要約筆記のサポートを受けながら、訓練用の人形を使って胸骨圧迫や人工呼吸を体験し、自動体外式除細動器(AED)の扱い方の説明も受けた。
 参加した男性(74)は「胸骨圧迫は強さの判断が難しく不安も感じたが、大変勉強になった」と手話を通じて感想を伝えた。

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