公園ごとの運動法 紹介 子育て・働き世代向け冊子 磐田市と静産大 健康維持へ“ながら”も考案

 磐田市は静岡産業大と連携し、市民のスポーツ実施率向上に向けた冊子「イワタde運動あそび」を発行した。子育て・働き世代をターゲットに、市内の公園や気軽にできるトレーニングなどを紹介。日常生活の中で運動を取り入れ、楽しみながら健康を維持する方法を提案している。

「イワタde運動あそび」を紹介する担当者=磐田市役所
「イワタde運動あそび」を紹介する担当者=磐田市役所
磐田市内の公園や気軽にできるトレーニングなどを紹介している
磐田市内の公園や気軽にできるトレーニングなどを紹介している
「イワタde運動あそび」を紹介する担当者=磐田市役所
磐田市内の公園や気軽にできるトレーニングなどを紹介している


 冊子はA5判18ページで、市内の公園計12カ所を、写真を多く交えて掲載した。「自然の中でジョギングやウオーキングを楽しめる」「広い芝生広場があり、親子全力で駆け回れる」など、公園の特色に合わせたスポーツを提案。静産大生が考案した“ながら運動”なども盛り込んでいる。
 同市のスポーツのまちづくり施策を示した「市スポーツ推進計画」(2016~25年度)の中間見直しによると、市内に住む成人(20歳以上)のスポーツ実施率は51%。年代別にみると、育児や仕事で忙しい30~50代が低かったことから同大スポーツ科学部江間諒一准教授のゼミ生と協力し、冊子を作成した。
 市スポーツのまち推進課の担当者は「競技スポーツだけでなく、ウオーキングや育児、家事もスポーツ。幅広く捉えることで(実施率の)数字が変わる。子どもと一緒に身体を動かす姿を磐田市内の公園で見ることができたら」と話した。冊子は市内の交流センターや体育施設などに配架している。市主催の運動教室でも配布する予定。
 (磐田支局・崎山美穂)

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