オクシズの茶と景観満喫 静岡市葵区・大川地区で「お茶まつり」

 本山茶の産地として知られる静岡市葵区大川地区で2日、第18回奥藁科大川お茶まつり(同実行委員会主催)が行われた。市内外から多くの人々が足を運び、香り豊かな本山茶と中山間地の景観を楽しんだ。

景観を楽しみながら地元産のお茶やお茶請けを味わう家族=静岡市葵区諸子沢
景観を楽しみながら地元産のお茶やお茶請けを味わう家族=静岡市葵区諸子沢

 地区内8カ所に会場が設けられ、茶生産者や住民らがお茶や茶菓子などを提供した。地元の大川小中からも中学生6人がボランティアで参加し、呈茶や会計作業を手伝った。市茶手揉(もみ)保存会による実演も披露された。
 同区諸子沢では、7年前に移住した高橋成典さん(41)が「もろこざわ縁側カフェ」を出店。地元産の茶や茶染めの手ぬぐいを販売した。築56年の自宅の離れを客間として開放し、訪れた家族連れは渓谷の景色を眺めながらじっくりとお茶を味わった。

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