富士宮ＮＰＯに子育て未来賞 母親に寄り添う支援評価
富士宮市のＮＰＯ法人母力向上委員会は、住友生命保険の「第１６回未来を強くする子育てプロジェクト」でスミセイ未来賞を受賞した。母親の子育てやその後の社会復帰支援活動が評価された。
同ＮＰＯは、妊婦や母親が子育てしやすい環境づくりに取り組む。子どもをスタッフが見守る間、ゆっくりと食事や育児相談ができる時間を確保する。市と協働で「ベビーステーション事業」を展開するなど、活動は広範に及ぶ。企画運営は母親たちで担う。同ＮＰＯに支援を受けた母親が子育てが一段落して活動に加わるなど輪が広がり、延べ１５０人が運営に携わった。
２度目の応募で受賞がかなった。塩川祐子代表（４７）は、「子育て世代と年齢が近いメンバーを育てて時代に合った母親の過ごしやすい環境を整えていきたい」と話した。
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