静岡人インタビュー「この人」 日本学生野球協会の優秀選手に選ばれた 加藤大登さん(三島市)

 日大三島高野球部の主将として2022年、春夏の甲子園に連続出場した。レギュラーではなく苦労も多かったが、試練を乗り越えチームをまとめ上げた。春からは立命館大へ進み、アメリカンフットボールに挑戦する。18歳。

加藤大登さん
加藤大登さん

 -表彰を受けた感想は。
 「試合に出て活躍できるような選手ではなかったが、いただけてとても恐縮している。学校の代表としていただいたと思うので、個人で喜ぶのではなく、皆で喜びたい」
 -野球部での3年間を振り返って。
 「主将を務めたのが一番印象的。組織なので誰かがミスをしたら誰かがカバーをするというまとまりが大切なんだと感じた。(永田裕治監督は)厳しかったが、人としてどう生きていくかを隣にいたからこそ学ぶことができた。甲子園に出場することもでき、人生での大きな財産になった。そこでしか味わえない緊張感や、どうパフォーマンスを発揮するかなど、今後もこの経験は生きると思う」
 -アメフトへの転向理由は。
 「他のスポーツも目を通してみないかと監督から言われ、視野を広げたことなどがきっかけ。接触が多く体格差を肌で感じることができるので楽しみ。ランニングや筋力トレーニングを中心に励み、ボールも買って練習してきた。まずはボールに慣れ、けがをしない体づくりを意識していきたい」
 -野球での経験をどう生かしていきたいか。
 「団体競技でチームプレーは共通するので、自分の役割を果たしたい。最初はブロッカーとレシーバーの両方を担うタイトエンドをやることになると思うが、初心者なのでできることをやり、挑戦していきたい」

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