陸上養殖エビ給食に 磐田市内小中8校 「新たな地場産品知って」

 磐田市大原学校給食センター管内の市立小中学校8校で28日、市内で生産されている陸上養殖のエビを使った給食メニューが提供された。

市内で陸上養殖されたエビを使ったメニューを味わう生徒ら=磐田市野箱の南部中
市内で陸上養殖されたエビを使ったメニューを味わう生徒ら=磐田市野箱の南部中

 同市では、関西電力の子会社「海幸ゆきのや」が昨年、デジタル技術を駆使してバナメイエビの陸上養殖を始めた。同センターは、地産地消事業の一環で、市内の新たな産品を子どもたちに知ってもらおうと「磐田のえびのハーブ揚げ」を提供した。
 同市野箱の南部中では、全校生徒約480人が特別メニューを味わった。前日には、生産者の思いや陸上養殖の技術などについての動画も視聴したという。1年の鈴木海楓さん(12)は「磐田にエビを生産する施設があるとは知らなかった。たくさんの人が丹精込めて育てていると知り、大切に食べたいと思った」と話した。

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