全員無事の津波避難 「釜石の教訓」当時の中学生と教諭 浜松で3月5日、シンポジウム

 浜松市防災学習センターは3月5日午前9時半から、同市中区の市福祉交流センターで「釜石の教訓を静岡に」(静岡新聞社・静岡放送後援)と題したシンポジウムを開く。東日本大震災時に津波から命を守った避難行動が「釜石の奇跡」と呼ばれた岩手県釜石市の当時の中学生と教諭が「あの日」を振り返る。入場無料。
 釜石東中の当時2年で現在は地元で語り部をする菊池のどかさんと、当時は同校教諭で現在千葉市在住の糸日谷美奈子さんが登壇する。同校の生徒らは地震が発生すると、指示を待たず直ちに避難行動を取り、当時学校にいた200人以上は全員助かった。
 2人は2021年2月の本紙連載「東日本大震災10年しずおか 学びやの明暗」で取材に応じ、日頃の訓練や防災学習の重要性を語っている。市防災学習センターの担当者は「さまざまな教訓を学び取ってほしい」と話している。
 申し込み、問い合わせは同センター<電053(474)8555>へ。24日締め切り。

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