静岡人インタビュー「この人」 創立70周年節目に向け準備に力 沼津青年会議所理事長 竹村俊克さん

 2011年に沼津青年会議所(JC)入りし、委員長や副理事長、専務などを務めた。1月に第69代理事長に就任。本業はコインランドリーのプランニング会社「美幸工業」の専務。今年の沼津市制100周年を機に、全県へ沼津を発信したいと意気込む。36歳。

竹村俊克さん
竹村俊克さん

 -今年のスローガンは。
 「『真っ向勝負で想いを繫(つな)げ! 沼津の未来を共に創ろう!』を掲げた。活動を通して、メンバーには情熱を持って全力で取り組み修練してもらいたいと思っている。自らも、思い切り挑戦する姿を示していく」
 -どのような年と捉えるか。
 「創立69年の今年は、来年に向けた『繋ぎの理事長』と思われるかもしれないが、それほど意義のある役目はないと自負している。多くの先輩たちが、困難な課題に向き合い解決した実績と経験が、今ある地域からの信頼につながっているはず。受け継がれてきた志を絶やさず、節目を契機に過去を知り、学び、未来へつなげる年にしたい」
 -力を入れることは。
 「組織力の強化に注力する。現在会員は17人。志高い仲間と出会い、多種多様な意見に触れる機会が重要と考え、年間10人の会員拡大を目指す。組織の横の連携を深めるとともに、これからの沼津を背負うリーダーに成長できるよう、切磋琢磨(せっさたくま)していく」
 -まちづくりへの考えは。
 「まちを変えるために最も大切な力は、実現力だと考える。困難に直面した際、会員同士が協力し合い、手を取り合って成し遂げる。その積み重ねが大きな感動や成長につながる。今年は市制100周年。沼津市が新たな一歩を踏み出す中、今後も地域社会で重要な役割を果たせられる団体であり続けたい」

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