新興企業協業「印と強化を」 現地関係者ら 浜松市副市長訪問

 日本貿易振興機構(ジェトロ)の水谷俊博インド・ベンガルール事務所長と同国のスタートアップ(新興企業)関係者らがこのほど、浜松市役所に長田繁喜副市長を訪ね、浜松の企業とインドのスタートアップの協業強化について意見を交わした。水谷所長は「浜松市はスタートアップ、イノベーション(技術革新)やインドとの協業に力を注いでいると聞いている。今回の訪問が具体的なビジネスのきっかけになれば」と語った。

浜松市の企業とインドのスタートアップの協業について意見を交わす水谷所長(右)と長田副市長(左)=市役所
浜松市の企業とインドのスタートアップの協業について意見を交わす水谷所長(右)と長田副市長(左)=市役所

 長田副市長は「既存産業の高度化を目指すため、スタートアップの力を借りたい」と述べ、基幹産業の輸送用機器を中心にインドとの連携を一層深める必要があるとの認識を示した。インド側の参加者からは、同国の企業が浜松に進出する際の支援窓口やIT関連人材の育成などに関する質問があった。水谷所長ら一行は市内でジェトロ浜松主催のセミナーに参加し、スズキも訪問した。

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