裾野市長 給与3割減 2023年度

 裾野市議会2月定例会が15日開会し、会期を3月20日までの34日間に決めた後、村田悠市長の期末手当(ボーナス)を削減する条例案など39案件を一括上程した。「財政非常事態」を宣言する厳しい状況を踏まえ、村田市長は2023年度、年間給与の3割に当たる295万2千円を自主的に減額する。
 市長の給与と期末手当を合わせた総額は本来1402万2千円だが、1107万円に減らす。特例で対応するため、毎月82万円の給与ではなく、年2回の期末手当から給与3割分を削減。6月と12月に支給される期末手当の合計額を123万円にする。
 村田市長はさらに、同市の私立さくら保育園の園児虐待事件で市の対応が遅れた責任を取り、4、5月の給与を全額返上する方針。このため、23年度の総額はさらに164万円減り、本来の3分の2に該当する943万円になる見通し。
 同事件を受け、及川涼介副市長も4月の給与66万円を全額返上する。

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