地元素材でそば満喫 静岡市葵区大川 愛好家らが指導

 静岡市葵区の大川地区で11日、同地区で古くから栽培される在来種のそば粉を使ったそば打ちと試食会が行われた。市民に種まきから製麺までの作業を現地で体験してもらい地域に愛着を持ってもらおうと、地区在住のそば愛好家でつくる「100年そばの会」(牧野力雄会長)が開催した。

一生懸命にそばを打つ参加者=静岡市葵区坂ノ上
一生懸命にそばを打つ参加者=静岡市葵区坂ノ上

 坂ノ上公民館に集まった40人ほどの参加者は、同会メンバーの手ほどきを受けながら、丹念にこねたそば粉を棒を使い伸ばし、包丁で丁寧に切りそろえた。1時間半ほどで打ち上がったそばは早速、ゆで上げられ、つゆや薬味と共に味わった。
 同区から訪れた山中愛純さん(8)は「自分が畑にまいた種が、さまざまな作業を経てそばになったのがうれしかった。味はとてもおいしかったです」と笑顔で話した。

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