ファシリティドッグと再会 静岡・葵区で交流イベント
認定NPO法人「シャイン・オン・キッズ」(東京都)は23日、静岡県立こども病院のファシリティドッグ「タイ」と、同病院を退院した子どもたちとの初の交流イベントを静岡市葵区の安倍川河川敷で開いた。3~16歳の子どもとその家族計20組がタイと再会を果たした。
![タイとの再会を喜ぶ子どもたち=静岡市葵区の安倍川河川敷](/news/images/n115/1140600/IP221023TAN000059000_O.jpg)
タイと参加者はボールを送ってゴールに入れる競争などを楽しんだ。病院ではおとなしいタイの活発な姿に、子どもたちは笑顔を見せた。家族ごとに写真撮影もした。
昨年12月から約2カ月間入院した沼津市立高1年の佐野七海さん(16)は「治療や受験勉強のつらさもタイがいたから乗り越えられた」と感謝し、「走っている姿が新鮮だった」と喜んだ。
タイは同病院の3代目ファシリティドッグで、2021年9月に就任した。手術室への同伴や添い寝などの活動をしている。