ボッチャの奥深さ体感 東京パラ金・杉村選手と対戦も 伊東

 静岡県と県障害者スポーツ協会は16日、伊東市立西小で、東京パラリンピックのボッチャで個人金メダル、団体銅メダルに輝いた同市の杉村英孝選手(伊豆介護センター)による講演会と体験会を開いた。4年生児童ら約30人が夢に向かって挑戦する姿勢を学び、ボッチャ競技の楽しさを体感した。

杉村選手(右)との対戦を楽しむ児童=伊東市立西小
杉村選手(右)との対戦を楽しむ児童=伊東市立西小

 県の「障害者スポーツ応援隊」の一員の杉村選手は、ボッチャの魅力について「ルールは簡単だが奥深い」「コミュニケーションが生まれる」などと伝えた。写真を交え、東京大会での様子を紹介した。「夢中になって取り組めるものを見つけ、失敗を恐れずにチャレンジしてほしい」と呼び掛けた。
 体験会ではチームごとに分かれた試合を行い、得点を競った。一番の盛り上がりは、多く得点したチームと杉村選手との対戦。児童は目標の球に向け、狙いを定めてボールを投じた。杉村選手によるデモンストレーションも行い、子どもたちは金メダリストの正確な投球に目を輝かせた。
 (伊東支局・白柳一樹)

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